Milk

牛乳ではありません。
映画です。

初めてパブリックな職に就いたゲイ(公言してたって意味で)のミルクさんのお話。
1970年代、ゲイの人々が自分たちの権利を求め立ち上がり
ミルクさんはサンフランシスコのスーパーバイザー(日本語で言うとどのポストやろ?)に見事当選。
当時の映像を織り交ぜつつ彼の半生を描いておるわけです。
ショーンペンはさ、やっぱ上手です。
i am samの障害を持った人の役も、今回のゲイの役も
ほんまにそう見えてくるから不思議。

内容は、ネタばれになるからあんまり書かないけど
ミルクの印象的なセリフで


僕たちが議論してるのは解決すべき問題ではなく、僕たちの生活そのものなんだ

っていうのがあって
ほんまにずしっときました。(うまく訳せてないとおもうけどこんな感じのことを言ってた。)


私は、修士論文でお年寄りの生活そのものにちょっとでもなんか貢献できることができたらいいなぁーって思いました。

高齢化は色んな問題を呼ぶことかもしれないけど
たとえばケアとか
保険とか

でもお年寄りにとったらオブジェクティブな問題ではなくて
目の前にある生活やから。
そういうことを考えてインタビューに行かないと心のない研究になってしまうのかなーとか思いました。

市役所に研究協力のお願い行ったとき
自分の研究を、母国語と全然違う言語で
正確に伝えることはなんて難しいんだろうと思ったけど
でもいっぱい考える機会をもらって
なんであたしはインタビューがしたいのかなって思ったら
別に卒業するために必要やからとかじゃなくて(そらそうなんやけど)
あたしは
まちの中で
人が生きてるんだって
なまなましく
生きてるんだよって言うのを感じたり見るのが好きなんやなって
改めて思ったから、
お年寄りが、こんな風に生きているんだっていうのをしっかり見てこようと思います。

市役所からお返事が来て、
そろそろ本当に動き出しそう。
がんばる。

ちょっと面白かった市役所からの質問は
純粋なデンマーク人と、移民(1970年代くらいに移り住んで長年デンマークにいるけど国籍は違う)
ってこだわる?
みたいなことを聞かれて
日本でこんなこと聞かれたこともなかったので新鮮でした。
もちろん日本のデータと比較したいから、純粋なデンマーク人さんでお願いしたけれど移民の人はどんな老後を送ってるんかなー。
違いはあるんでしょうか。

話がミルクからだいぶ飛びましたが
よかったら見てみてください。

オフィシャルサイト:
http://www.filminfocus.com/focusfeatures/film/milk/